ペニシリン発見の年のレースカー!?
ルマン・クラッシク・ジャパンのエントリー・リストを見ると、その中には驚くほど昔のレースカーがあります。
今回行われるレースでは、参加するレースカーがルマン24時間レースに出場した時期によって、以下の4つのクラスに分けられています。
・クラス1:1923~1939年
・クラス2:1949~1965年
・クラス3:1966~1971年
・クラス4:1972~1978年
あわただしく準備が進められているパドックをぶらぶらしながら、いくつかのピットを覗いているうちに、クラス1のレースカーが既に何台か来ているのを発見しました。
見つけたクラス1のレースカーの一つは、1933年のAlfa Romeo 8Cです。この8Cは、1931~1934年まで、ルマン24時間レースで連続して優勝している、ルマン史上重要なレースカーの一つです。
タイヤの太さなど、今のレースカーと比べると、考えられないくらい細いのですが、官能的なラインから構成されるオーバーハングの短いテール部にはほれぼれとしてしまいました。
もう一台見つけたのは、ルマン・クラシック・ジャパン・オーガニゼイションの名誉委員長である小林さんが運転する、1928年のRiley Brooklands 9です。これは、今回レースに参加するレースカーの中でも、2番目に古いものになります。
1928年といえば、フレミングがペニシリンを発見した年。その頃にルマン24時間レースを走っていたレースカーが、21世紀のこの日本で走っているのを目前に見ることができる。こんな幸せを味わえるのも、ルマン・クラシック・ジャパンの楽しみの一つです。
(photo, text: Shigeki Matsushima)
投稿者 lemansClassic : 2005年10月27日 23:50
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