決勝レース第1ラウンド クラス2(昨日29日のレースです)

昨日、クラス1のレースに引き続き、クラス2のレースが行われました。

レース終了後に行われた暫定表彰式の様子です。暫定表彰式では、1953 Ferrari 212が1位、1964 Abarth 850TCが2位、1964 Porsche 2000GS Cabrioletが3位でした。3位のPorsche 2000GS Cabrioletをドライブしたのは、ユルゲン・バルト選手です。ユルゲン・バルト選手は、1977年のルマン24時間レースで、Porsche 936をドライブして優勝した、元ポルシェワークスドライバーです。

なお、この後18:00に出された正式結果発表で、2位だった、1964 Abarth 850TCが1位であると訂正されました。

ヒストリックカーレースは、同時期に同水準のテクノロジーで走る近代レースとは異なり、歴史の流れの中で、テクノロジーの違い、規定の違い等を前提として行われます。これらをいかに平準化し、同じ土俵で戦えるようにするかということで、通常のレースとは少々異なったルールで、最終順位の認定が行われます。

ルマン・クラシック・ジャパン2005 特別規則書で定められた、細かいルールについてはここではご説明いたしませんが、一言でいうと、途中でリタイアしたレースカー、もしくはラップされてしまったレースカーであっても、足りない分のラップを予選のタイムで順調に周回していったと想定し、そこにレースカーが作られた年代や排気量等を勘案して決められる車両係数をかけたものを、走行時間に加えて最終タイムを出すといったものです。この最終タイムに基づいて最終順位が決定されます。

このため、順位の認定が通常より難しくなっているため、今日のレースでの暫定表彰式(レース直後に表彰台で行われる表彰式)は、一番わかりやすい形である、コース上の見かけの順位に基づいて行われることが、今朝、大会組織委員長で、ルマン・クラシック・オーガニゼイション代表理事の渦尻 栄治氏より、今朝発表されました。正式順位は、その後、別途発表されることになります。

なお、本日のレースは、昨日の各レースカーのレース中のベストラップタイムに基づき、スターティンググリッドが決められています。

(Photo, Text: Shigeki Matsushima)


投稿者 lemansClassic : 2005年10月30日 10:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.2145.jp/MT/mt-tb.cgi/24

このリストは、次のエントリーを参照しています: 決勝レース第1ラウンド クラス2(昨日29日のレースです):

» altri sport from altri sport
altri sport [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年02月03日 00:31

コメント

コメントしてください




保存しますか?


Powered by
Movable Type 3.34