2005年10月30日

決勝レース第1ラウンド クラス3&4

クラス3&4は、新旧のルマン経験者、そして、800馬力のモンスターマシンの登場で、見ごたえのあるレースとなりました。

レースを制したのは、圧倒的なパワーを誇る1978 Porsche 935を駆るラスティ フレンチ選手の走りに、出力の劣るエンジンで、クラスは異なりながらも、かなりのところまで迫り、ルマン優勝経験者の実力を見せ付けた荒 聖治選手と、加藤 哲也選手のドライブする、1966 Porsche 906 Carrera 6でした。

ラスティ フレンチ選手は、コース上では1位でチェッカーフラッグを受けましたが、車両係数の関係で最終結果は8位となっています。

エリック コマス選手(左)
見崎 清志選手
1966 Alpine A210
1966 Porsche 906 Carrera 6に乗り込む荒 聖治選手
荒 聖治選手(左)
加藤 哲也選手
1978 Porsche 935
エンジンは800馬力を誇ります
オーストラリアから参加のラスティ フレンチ選手

投稿者 lemansClassic : 00:08 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月29日

ルマン市長の合図でレース開始!

ルマン・クラシック・ジャパンの決勝レースのスタートは、全てローリングスタートで行われます。

スターティンググリッドについた各レースカーは、フォーメーション開始とともに、オフィシャルカーの先導に従い、2列隊形でコースを一週します。このフォーメーションラップ中の追い越しは禁止されています。

フォーメーションラップが終わり、ピットロードにオフィシャルカーが入った後、メインストレート上に示されるシグナルブリッジの信号の指示に従い、レースが開始されます。

このシグナルブリッジの指示と同時に、フラッグタワーから日本の国旗を振ってスタートの合図が行われますが、この国旗を振る大役を果たしていただいているのは、ルマン市長のジャン・クロード・ブーラール氏です。

ジャン・クロード・ブーラール氏は、ルマン・クラシック・ジャパンのためにわざわざMINEサーキットに足をお運びいただき、昨晩行われたレセプションにも、来賓としてご参加いただきました。

なお、明日、日曜日の13時過ぎには、スタートセレモニーが行われます。このセレモニーでは、今ではあまり見られなくなったルマン式スタート、つまり、ドライバーが、グリッドに置かれたレースカーに対して走り込み、乗り込んだ後にエンジンをかけるというスタート方式を、実際に見ることができます。どうぞお楽しみに!


投稿者 lemansClassic : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

エルメスとルマン

ルマン・クラシック・ジャパンのレース参加者には、記念品が送られます。

その記念品の一つである、エルメスジャポン株式会社様ご提供の特製ネクタイが、パドック内レストラン・テントに飾られています。フランスを代表するブランドであるエルメスは、ルマン24時間レースと古くから深いつながりを持ち、ルマン24時間レースの際には、開催週の1週間だけサーキット内にショップを開き、毎年異なったルマン24時間レース柄のネクタイやスカーフを販売しています。

記念品となるこのネクタイは、よく見ていただくとわかりますが、今回のルマン・クラシック・ジャパンのために作られた特製ネクタイです。裏面に付けられたタグには、これが今年のルマン・クラシック・ジャパンを記念したものであることが、そのロゴと2005という数字によってさりげなく表現されています。また色使いでは、日本を表すレッドをポイントに入れているところが特徴となっています。

エルメスジャポン株式会社様には、特製トロフィーもご提供いただきました。このトロフィーは、フランスで行われるルマン・クラシックと同じデザインのものです。異なっているのは、底部の皮の色が、ルマン・クラシックのものはブルーであるのに対し、ルマン・クラシック・ジャパンのものは、ネクタイ同様、日本を表すレッドになっていることです。

本日行われた第1ラウンドと、明日の第2ラウンドの合計タイムで、2005シーズン賞典が与えられることになりますが、この2005シーズン賞典の各クラスの1位に対して、この特製トロフィーが送られます。

(Photo, Text: Shigeki Matsushima)


投稿者 lemansClassic : 22:50 | コメント (0) | トラックバック

決勝レース第1ラウンド クラス1

今日は、決勝レース第1ラウンドが行われました。決勝レースは、クラス毎に3つに分かれており、クラス1、クラス2、そしてクラス3&4の3つのレースが行われました。そのうち午前中に行われたのは、1923~1939年にルマン24時間に出場した、もしくは、同一形式のモデルのレースカーから構成される、クラス1のレースです。

午前中に行われた公式予選の順位に基づき、スターティンググリッドにレースカーが並べられました。


1924 Bentley Speed 8
千葉 泰常 選手(左)
飯田 章 選手

1933 Alpha Romeo 8C
1933 Aston Martin LM 1934 Aston Martin LM
1928 Riley Brooklands 9
ルマン・クラシック・ジャパン名誉委員長
小林 彰太郎 選手

レースの直後には、暫定仮表彰式が行われ、ルマン・クラシック・オーガニゼイションの理事であるパトリック・ピーター氏より、トロフィーが贈呈され、シャンパンファイトが行われました。

千葉、飯田組は、レース途中で燃料パイプの破損により停止したのですが、ルマン・クラシック・ジャパン2005 特別規則書第14条の規定により、完走扱いとなり、また車両係数を考慮に入れた計算の結果、暫定1位となりました。

しかし、17:37に発表された正式結果で、さらに結果の訂正が行われ、最終的に小林氏が第1位となりました。

(Photo, Text: Shigeki Matsushima)


投稿者 lemansClassic : 17:52 | コメント (0) | トラックバック

土曜日午前はフリー走行から開始

土曜日の午前中には、フリー走行が行われました。

8時45分~9時15分までは、全てのクラスがコース上を走るという、全クラスの混走で、その後、クラス1、クラス2、そしてクラス3と4の混走が、それぞれ15分づつ行われました。

途中1コーナーで、1964 Porsche 904GTSがラインを外し、朝方の雨で滑りやすくなってしまった路面に乗ってしまい、クラッシュしたこともありましたが、ドライバーも無事で、その後各レースカーとも順調に周回を重ねていました。

1966 Porsche 906 Carrera 6 1933 Alpha Romeo 8C
1963 Alpine M63 1978 Porsche 935
1924 Bentley Speed 8 1966 Alpine A210
1964 Porsche 904GTS 1970 Alpine A110

(Photo, Text: Shigeki Matsushima)


投稿者 lemansClassic : 13:36 | コメント (2) | トラックバック

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